平成26年度医工融合技術研究所の活動報告
新谷一博,高野則之,森本喜隆,加藤秀治,田中基嗣,瀬川明夫, 大澤 敏,小田 忍
平成26年度の主な活動
- 「医療機器の創製に関する研究会」の開催
- 医工連携オナーズプログラムの遂行
- 医工連携研究フォーラムの開催
- 授業科目への展開
1. 「医工融合技術を生かした医療機器の創製に関する研究会」の開催
第1回開催日: 5月23日
参加人数: 70名
テーマ
図1 第1回研究会における講師陣からの話題提供3件の様子
第2回開催日: 9月2日
参加人数: 69名
テーマ
図2 第2回研究会における話題提供と質疑の様子
第3回開催日: 11月28日
参加人数: 54名
テーマ
図3 第3回研究会における話題提供と質疑の様子
2. 医工連携オナーズプログラムの遂行
1年次生から3年次生の医工連携オナーズプログラムの参加学生を対象に前学期は,1.から8.に示す内容で基礎的知識の付与を行った.また、後期は9.から19.の内容で実質的個別課題について機器の開発を試みた.
前学期
- 第1回: 新谷担当 生物と工学Ⅰ
- 第2回: 新谷担当 生物と工学Ⅱ
- 第3回: 高野担当 ミクロ分子で構成するマクロ生物
- 第4回: 森本担当 生物の運動機能とその要素
- 第5回: 田中担当 生体の構造と再生
- 第6回: 小田、大澤担当 『バイオテクノロジーと地球環境問題:生体触媒による環境調和型物質生産技術を中心に』
- 第7回: 加藤担当 生体材料とこれの加工
- 第8回: 瀬川担当 塑性加工と動脈瘤の塞栓術
後学期
- 第1回: 今年度の進め方と個別課題の提示
- 第2回: 医工融合研究会
- 第3回: 中間報告会Ⅰ
- 第4回: 中間報告会Ⅱ
- 第5回: ステークホルダー交流会参加
- 第6回: 中間報告会Ⅲ
- 第7回: 医工融合研究会参加
- 第8回: 中間報告会Ⅳ
- 第9回: 中間報告会Ⅴ
- 第10回: まとめとポスターの製作
- 第11回: 医工連携研究フォーラム 金沢工業大学
後期に実施した個別課題のテーマ
- 高齢者にやさしい爪カッタの開発
- 血圧の新規測定法の提案と機器の開発
- ミトン装着を廃止するための新型医療機器の開発
- 糖尿病患者における定期注射管理ボックスの開発
- 生体機能に即した静脈注射シミュレータの開発
- 患者移動用補助具の開発
- 生体にやさしいバイポーラ型内視鏡鉗子の開発
- 耳たぶを利用した血糖値の自己測定装置の開発
- 人体に即した上腕モデルの開発
- 高剛性人工骨足場材の骨伝導能に関する研究
- 転落時けが防止用器具の開発(転倒・転落しても怪我しない床の開発)
- 非侵襲型頭蓋内圧モニタリングシステムの開発
図4 医工連携オナーズプログラム参加学生による中間報告とそのディスカッション風景
3. 平成26年度 医工連携研究フォーラムの開催
開催日: 平成27年2月21日
参加人数: 120名
プログラム:1件の基調講演と成果報告5件
基調講演:「肝細胞癌に対する先端治療の最前線」
講師: 金沢大学 大学院 医薬保健学総合研究科 恒常性制御学(第一内科)
付属病院 消化器内科 主任教授 先進医療センター長 金子 周一 教授
医工連携課題の成果報告
図5 金沢医科大,勝田学長あいさつの様子
図6 金子教授の基調講演の様子
図7 医工連携オナーズプログラム参加学生によるポスタセッション発表の様子