森本 喜隆 博士(工学)
- 機械系機械工学科担当 教授
- URL : https://www2.kanazawa-it.ac.jp/moriken/index.html
我が国の工作機械産業は,近年100万分の1mm単位で制御できる工作機会も現れ,世界をリードするまでに発展しています.一方,アジア諸国,BRICsにおける産業の発達は目覚ましく,工作機械の開発においてもさまざまなアプローチがなされ,機能を限定したものでは低価格なものが販売されており,JAPANブランド工作機械との棲み分けがなされつつあります.
日本の工作機械の開発も,これらの新興国からの追い上げに対して開発の手を緩めず,常に高精度,高速をキーワードにオンリーワンの工作機械の開発を目指しています.そこで,これらの開発の一助となるべく,高速位置決め技術,超精密位置決め技術を核に,工作機械の動的特性の評価,新しい工作機械の構造の提案,"誰も成し得なかった加工方法の提案"等の研究・開発に取り組んでいます.
- 研究分野 工作機械・生産工学,超精密位置決め技術,振動/騒音解析
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現在の研究課題
- 新しい構造を持つNC工作機械の開発
- リニアモータ駆動超高速CNC旋盤の開発
- 旋削加工による自由曲面の創製
- 3D-CAD,CAMを用いたNC工作機械の直接制御
- 境界要素法と実験振動解析を併用した音響性能予測手法の開発
- 車両のCFD解析結果に基づく新しい車両デザインの開発
- 工作機械のOPENコントローラの普及
- 超精密位置決め装置の開発