近藤 泰光 博士(工学)
- 機械工学科 教授
低炭素社会の実現エネルギーの高効率な生産と使用が求められます．高温で使用される金属はその表面が緻密な酸化膜で覆われることで，内部の材料を保護する役目を果たします．もし何らかの原因で異常な反応がおきると，保護機能を失い材料を損ねることにつながります．現在私どもは，針状に酸化物が生成するウイスカーや円形に膨らむブリスタリング現象の機構解明に取り組んでおり，表面反応を制御することで，高温環境で使用される材料や製品の高品質化に貢献することを目指しています．
針状ウイスカー
ブリスタリング
組織解析例
