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垂水弘夫教授が“日本建築学会賞(論文)”を受賞

 建築学科の垂水弘夫教授が、2023年5月に、一般社団法人日本建築学会から、“日本建築学会賞(論文)”を受賞した。日本建築学会賞は、建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達をはかるとともに、わが国の建築文化を高める目的で、建築に関する特に優秀な業績を表彰するものである。この内、論文に対する賞は1949年に設置され、近年中に完成し発表された研究論文であって、学術の進歩に寄与する優れた論文に授与される。
 今回の受賞理由は、駆体と設備に関して省エネルギー化を図ること、建物周辺の未利用エネルギーや自然エネルギーを利用すること、の 2 点を中心とした成果が認められたものである。特に、都市のエネルギー利用システムにおける先駆的な成果を得るとともに、自然エネルギー利用建築の分野において丹念な実測調査と様々な改良手法の提案を行っていることが評価された。さらに、北陸地方の特性を生かした設計・運用のあり方を示していることで、実用的価値の観点からも大きな意義を持つものと評価された。

論文題目:建築・設備における未利用及び自然エネルギー活用に関する一連の研究
著者:垂水弘夫

https://www.aij.or.jp/images/prize/2023/pdf/2_1award_006.pdf

2023年08月29日

宮里心一教授が“プレストレストコンクリート工学会賞 論文部門”を受賞

 公益社団法人プレストレストコンクリート工学会(PC工学会)の総会が5月26日(金)にアルカディア市ヶ谷(私学会館)で開催され、環境土木工学科の宮里心一教授に“プレストレストコンクリート工学会賞 論文部門”が授与された。
 PC工学会は、1952年に七尾市で日本初のPC橋が架けられた6年後に、プレストレストコンクリート技術協会として設立された。1989年からは、PCに関する学術と技術の進歩、発展に顕著な貢献をした論文を対象に、プレストレストコンクリート工学会賞 論文部門を授与してきた。今回の論文賞は2編が該当し、宮里教授の受賞理由は、過酷な塩分環境下である北陸地方の海岸部に立地していたPC橋の腐食に対する電気化学的補修後の、19年目の長期効果を明らかにした点である。なお、本学関係者としては田中泰司教授が2013年度に受賞して以来の快挙である。

論文題目:脱塩後19年経過したPCT桁のかぶり部分の化学分析
著者:中村文香、正木守(㈱富士ピー・エス)、七澤章(デンカ㈱)、宮里心一

http://www.jpci.or.jp/jjjj/j_top_2022-r4_fr.htm


2023年06月05日