令和6年度第12回IDESメンバーシップ講習会

令和6年度第12回IDESメンバーシップ講習会を、令和7年3月21日(金)にオンラインにて下記のとおり開催いたします。
開催案内はこちらからご覧ください。

皆様のご参加お待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。


<令和6年度第12回金沢工業大学 地域防災環境科学研究所 メンバーシップ講習会>
■開催日時■
令和7年3月21日(金) 15:30~17:00

■開催場所■
Zoomを用いてオンライン開催いたします

■お申込方法■
以下のURLにアクセスし、お申し込みください。
https://ws.formzu.net/dist/S169923699/

■参加費■
メンバーシッププログラム会員企業:無料
一般参加:1名様 6,000円
※一般参加の方は、お申込み受付の際に振込先のご案内をさせていただきます
  尚、振込期日は、下記「お申込期日」と同日とさせていただきます。

■お申込期日■
令和7年3月13日(木)
※お申込期日を守っていただきますよう、お願いいたします。

■注意事項■
・オンラインセミナーにつき、メンバーシップ事務局で受講者全員のCPDSの学習履歴申請を行いますので、受講者からの履歴申請は不要です。(申込時にCPDSの登録番号をお知らせください。)
・CPDS、CPDをご希望の方は、カメラ機能がある1人1台のPCまたは10インチ以上のタブレットで、Zoomのビデオをオンにしてご受講ください。
・セミナー中、受講のエビデンスとしてスクリーンショットを撮らせていただきます。(CPDS、CPDへの学習申請のエビデンス以外に使用いたしません。)
・セミナー中は音声、チャットで質疑応答が可能です。
・お申込み頂いた方には別途、Zoom入室URL等を配信します。

■プログラム■
15:30~17:00
講演『過大な積雪による既存木造建築物の倒壊原因と耐雪補強』
金沢工業大学 地域防災環境科学研究所
教授  西村 督 氏

・CPDS(形態コード 101-1) 2ユニット:承認済
・建築士会CPD 2単位:承認済
・建設コンサルタンツ協会CPD 1.5単位:承認済

【概要】
 多雪地域、特に最深積雪量が2mを超える山間部の既存木造建物に対して、倒壊を回避するために一定量の積雪に達すると屋根雪下ろしを実施する荷重低減の慣習もありましたが、過疎・高齢化が進み高齢者一人暮らしの場合、屋根雪下ろしが困難という問題を抱えています。
平成18年豪雪で木造家屋の桁行架構が家屋の外側に倒れ、小屋組が崩落しました。その後の被害調査で小屋梁端部の兜および断面中央で繊維方向に割裂が確認されています。講演者らは主架構の非線形解析の結果を分析し、小屋梁のせん断割裂の発生が仕口の曲げ剛性を急激に低下させ、倒壊に至る架構全体の座屈を引き起こした可能性を指摘しました。倒壊原因が主架構の接合部破壊であれば、既存木造家屋の耐雪補強方針の一つは、架構の座屈耐力を低下させる仕口部の破壊防止です。
講演者らは小屋梁が桁梁より先行して割裂する破壊に対して、小屋梁端部に補強シートを巻く補強方法を提案し軒桁-小屋梁仕口部を想定したせん断試験を実施しました。
本講習会では、被災した木造建築物の倒壊原因の分析と講演者が提示した耐雪補強法の実験結果を報告します。