加齢医工学先端技術研究所

Institute of Advanced Medical and Engineering Technology for Aging

研究員紹介

【山口照英】所長/特任教授
教員録 / 研究業績
研究経歴 国立医薬品食品衛生研究所にて、バイオ医薬品や遺伝子治療・再生医療の品質や安全性評価について研究に従事。特に先端医療(遺伝子治療製品や再生医療製品)の品質や安全性のみならずその基盤開発にも取組んできた。さらに先端医薬品のウイルスの安全性評価に取組み、品質・安全性面からの開発を促進する研究に従事してきた。
研究課題 血管再生医療、遺伝子治療、先端医薬品の品質・安全性評価研究、及び先導的な開発研究
研究ホープ これまでのレギュラトリーサイエンス研究の経験を生かし、創薬を支援する研究から、先端医薬品開発にフォーカスした研究を行い、高齢化社会に貢献できる医療技術の提供を目指す。
社会貢献 審議会委員等
厚生科学審議会臨時委員(再生医療等評価部会、ES細胞の樹立に関する審査委員会、ワクチン研究開発、生産体制評価委員会、新型インフルエンザワクチン開発・生産体制整備事業(細胞培養法:第2次事業)評価委員会(委員長)、遺伝子治療臨床研究新委員会(委員長))
厚生労働省・薬事食品審議会臨時委員(血液事業部会委員)
国立研究開発法人日本医療研究開発機構・プログラムオフィサー
行政報告:「遺伝子治療等臨床研究に関する指針」の改定
国際貢献 世界保健機構(WHO):バイオ医薬品ガイドライン作成委員会委員 (WHO guideline;Guidelines on evaluation of monoclonal antibodies as similar biotherapeutic products (SBPs). WHO/mAb_DRAFT/1 Mar 2016)
米国薬局方(USP)外部専門委員
【小木美恵子】教授
教員録 / 研究業績
研究経歴 新技術事業団(現 ERATO)池田ゲノムプロジェクトにおいて、ヒトゲノムの解析、特に染色体解析、遺伝子解析に従事。その後、国立医薬品食品衛生研究所にて、バイオ医薬品の品質管理や安全性評価について、特にウイルスの高感度検出法の開発に取り組んだ。また、基盤研究として活性酸素生成機構の解明やがん細胞の染色体解析に従事してきた。現在の金沢工業大学では生物学と工学の知識と技術の融合としてレーザーや放電装置を用いて遺伝子導入を行っている。また、現代社会においてストレスが問題になっているため、生化学的なストレス評価研究にも従事している。
研究課題 遺伝子導入、先端医薬品の安全性評価研究
研究ホープ 再生医療や細胞治療に使用される細胞加工品の安全性を確保するためにゲノムの安全性評価法の開発、および基礎的研究を行い、先端医療に貢献する技術の開発を目指す。
著書 バイオロジカルクリーンルームの設計・維持管理と作業員教育
第8章 第6節 クリーンベンチ・安全キャビネットを用いた作業でのトラブルと対策、
pp537-541、(株)技術情報協会 発刊書籍 (2018.2.28)
【會澤康治】教授
教員録 / 研究業績
研究経歴 東京工業大学 精密工学研究所(現、未来産業技術研究所)において、次世代電界効果トランジスタに用いる高品質強誘電体薄膜の研究・開発やBi層状酸化物強誘電体薄膜を用いたトランジスタ型強誘電体メモリの研究・開発に従事。金沢工業大学では、これまでの機能性薄膜・デバイス作製技術や評価技術を応用・展開して、高輝度パルスレーザーや高電圧パルス放電を用いた衝撃圧力発生システムや圧電薄膜センサを用いた衝撃圧力検出システムの開発および衝撃圧力を用いた遺伝子導入法の研究を行っている。また最近ではナノ秒高電圧パルスを用いた遺伝子導入法の研究にも従事している。
研究課題 物理的遺伝子導入、細胞加工技術の研究開発
研究ホープ 細胞種を問わない高効率な物理的遺伝子導入技術(特に衝撃波を用いた)の開発・実用化を目指す。また、本技術を遺伝子発現制御に応用し、ゲノム編集の基礎的研究を行う。
【南出章幸】教授
教員録 / 研究業績
研究経歴 金沢工業大学にて、レーザーや超音波を使った材料の物性評価法の開発研究に従事。特に光音響法を使った高分子材料の熱物性の新しい評価法を開発してきた。さらに無機材料の評価手法の開発で培ったノウハウを植物の光合成情報の取得に利用することを検討してきた。近年は地域の教育委員会、小学校の依頼から小学生のためのプログラミング教材の開発にも従事している。
研究課題 光による非侵襲生体計測、ウェアラブル生体計測、疾患の早期検出手法に関する研究
研究ホープ 個人の健康状態の把握、疾患の早期発見ができる非侵襲生体計測技術やウェアラブル生体計測機器の開発を目指す。
【田中靖人】共同研究員
研究業績
研究経歴 イスラエルワイスマン研究所、アメリカカリフォルニア大学バークレー校にて神経生物学を研究し、富士通研究所ではヒューマンインターフェースの開発に従事し、非侵襲的に神経活動を解析する研究を行ってきた。微細な眼球運動(マイクロサッケード)から光学的方法と機械学習によるソフトウェアを自ら開発し、マイクロメータ以下の高詳細かつ高時間解像度で眼球運動を計測する装置を創出している。この装置を用いることにより、自律神経の微小な変化の計測が可能になると考えている。
研究課題 パーキンソン病等の進行性疾患におけるモニタリングシステムの構築
研究ホープ 機械学習によるAI的画像処理を行い、感覚運動統合ロボットや人工知能を作る。また、詳細で徹底した微小心理行動解析により、より正確でより早期な精神疾病対策を目指す。
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