日本キャリア教育学会/第43回研究大会
Zoomにてオンライン開催

ごあいさつ

日本キャリア教育学会会員及び関係各位におかれましては、感染症の影響による不安な状況の中、本来の業務、校務に支障をきたす等、御心労の日々と拝察致します。

新型コロナウィルスの猛威は、終息の見通しが立たないまま、二ヶ月後には東京オリンピックの開催を迎えようとしています。

今後、地方都市のワクチン接種には時間を要することが想定され、折しも、本研究大会開催が本学の入試時期と重なることから、外部の施設利用が困難な状況となりました。

つきましては、キャリア教育学会第43回研究大会は、11月6日(土)・7日(日)の2日間に渡るオンライン開催とさせて頂きます。

金沢での対面開催に一縷の望みを賭けて参りましたが、残念なご報告となりました。皆様には、何卒ご理解下さいますようお願い致します。

大会実行委員会では、会員の皆様にオンライン上で予定通りご参加、ご発表頂くため、改めて施設、機器の準備、整備に努め、お迎えする準備を進めて参ります。

スタッフ一同、皆様のご参加を心よりお待ち致しております。

第43回日本キャリア教育学会研究大会は、
11月6日・7日の2日間の日程でZoomによるオンラインで開催致します。

 

大会テーマ

未来社会に生きるキャリア教育の可能性
─キャリア教育の現在、過去・未来をつなぐもの─

 

テーマ設定の趣旨

この度の学習指導要領改訂を受け、新たな視点での教育実践が展開されています。殊に、キャリア教育については、特別活動に明確に位置付けられ、すでに全国各地の教育現場からは多くの実践が報告されるようになりました。

しかし、2020、2021年、折しも未知の感染症パンデミックは、人類の生存をも脅かす歴史的有事を招いております。With CORONA、After CORONAをどのように生きるか、人類の叡智が問われている深刻な現実に私達は直面しているともいえます。

従来、日常であった社会経済活動が制限され、学校教育も例外ではなく、多くの試練と心労に向き合うこととなりました。授業時間の不足による学力保障の不安、資質・能力育成の機会と場の喪失等、学校教育にもたらされた影響は甚大で多岐に及んでおります。

同時に、キャリア教育が重視してきた社会・職業への移行、社会的・職業的自立に必要とされるコンピテンシー(competency)育成を意図した教育活動にも多くの制限が課せられています。

その一方では、2019年に文部科学省から発表されたGIGA (Global and Innovation Gateway for All)スクール構想が、加速度的に具現化、推進のレールを走り始めました。コロナ禍におけるテレワーク、Web会議の導入、併せて、AIの台頭により職業や業種、業態等に生じる変化は、今後の職業体系が急速に大きく変容していくことを予感させるものです。

今後、激動の世界に生きていく次世代のために、キャリア教育は、どのような役割を果たすことができるのでしょうか。

本研究大会では、「現在・過去・未来」を通じてキャリア教育の本質を探るとともに、今後のキャリア教育の可能性と効果的支援について、皆様と共に考えたいと思います。

お問い合わせ

日本キャリア教育学会 第43回研究大会事務局

金沢工業大学 基礎教育部教職課程 白木研究室

TEL:076-248-4729(直通)