Project6
CGとCHI(コンピュータヒューマンインタラクション) 研究成果
絵画調CGの生成とシミュレーション (郭研)
コンピュータグラフィックスと防災工学への応用(郭研)
With the support of the local government of Hakui city, we have carried out a project to generate new tsunami hazard maps that changes dynamically according to the 3D landform of the city and the possible height of tsunami. We applied three-dimensional computer graphics to represent geometric features of the landform and developed a simple dynamical flowing model to estimate the possible areas at the risky of water flooding. We also generated 3D models of safe shelters in the city for the benefit of the citizens to be familiar to the institutions. Furthermore, we generated a website to enable the citizens to download the hazard maps and the shelters’ images. The website has been linked to the official site of Hakui city, and is providing understandable clear information to assist citizens in preparing for the possible impact of tsunami.
(a)
(b)
(c)
Fig. 1 The 3D landscape model of the Hakui city (a), and the simulation of tsunami water flooding (b), while (c) showing 3D based hazard maps for possible tsunami in different height
文献[1] Qinglian Guo, Ayumi Matsushima, 3D Tsunami Hazard Map and Models of Safe Shelters for Disaster Preparation, Journal of Natural Disaster Science, Volume 35, Number 2, 2014, pp 10-16.
プロジェクションマッピング指向CGアニメーション技術 (郭研)
プロジェクションマッピングが注目されているが、効果的な制作技術の研究がスタートしたばかりである。郭研究室では、大多数の投影対象に適応できるコンピュータ・アニメーション、画像処理、およびゲームなどに関する研究が行われている。
- プログラミング生成図形(幾何学図形、フラクタル図形)と投影対象との立体統合
- 撮影映像と投影対象を融合させる特殊効果の研究
- 参加型プロジェクションマッピングにおけるゲームアルゴリズムの応用
図1:リボン状図形のアニメーション及び投影対象(多角柱、球体)との立体的統合
図2:万華鏡図形のアニメーション及び投影対象(多角柱、球体)との立体的統合
文献
- 川田剛之、郭 清蓮、改訂ゲームプログラミング-課題を通して学ぶ、pp. 1-147、2015年3月、金沢工業大学出版社。
- 川田剛之、郭 清蓮、ゲームプログラミング-課題制作を通して学ぶ、pp. 1-195、2014年3月、金沢工業大学出版社。
- Qinglian Guo, From Computer Graphics to Projection Mapping, 香港中文大学, 2014年12月2日。(招待講演)
- 郭 清蓮、森 直道、専門実験演習B演習マニュアル-フィジカルコンピューティング、pp. 1-55, 2014年3月。
自然な対話システムの構築(山本研)
- 杵鞭健太, 小林弘幸, 山本知仁, 三宅美博, "話者の関係性を考慮した挨拶動作における身体リズムと韻律情報の同調", 計測自動制御学会システム・情報部門学術講演会2014講演論文集, Pp.932 - 935 (2014)
- 小林弘幸, 杵鞭健太, 山本知仁, 三宅美博, "適切なタイミングで挨拶を行う対話エージェントシステムの実現可能性", 計測自動制御学会システム・情報部門学術講演会2014講演論文集, Pp.936 - 937 (2014)
概要:本研究では,人の対話の中でも最も基本的なものである,挨拶動作に注目し解析を行ったところ,話者間で身体リズムと発話リズムの間に同調傾向が見られることが明らかになった.本研究では,これらの実験データに基づき,人の挨拶動作に同調する対話エージェントを構築し評価を行ったところ,固定長で挨拶を行うのに比べて人の挨拶動作に同調して挨拶を行う方が良い印象評価を得ることが明らかになった
人同士の挨拶動作解析
人の挨拶動作に同調するアバター
脳波を用いた車いすロボットの制御(中沢研)
・著者:「鷹箸孝典,阿部拓真,中沢実」
・タイトル:「脳波を用いた車いすロボット制御システム」
- 出典:「情報処理学会 インタラクション 2015」、
- 概要:「近年,人の脳活動を読み取る研究の発展は目覚ましい.脳活動を読み取るには脳波(EEG)や機能的磁気共鳴画像法(fMRI)など,いくつかの方法が存在する.非侵襲的な EEG においては,リアルタイムで利用者の思考や感情,表情の検出や脳波の生データへ容易にアクセスできる製品が世の中に出ている.そこで,既存の基礎研究に基づいて,福祉分野における人の脳活動の活用を現実世界で適用させることを目的とし,利用者の意図を読み取り,容易に目的地まで辿り着くシステムを実現する.」