建築アーカイヴス研究所

Research Institute for Architectural Archives

研究所体制

金沢工業大学建築アーカイヴス研究所
  • 所長 山崎幹泰(金沢工業大学教授)
  • 研究所員 10名(大学教員と兼任)
  • 設立 2007年4月

  • 所管するアーカイヴス・コレクション

    JIA-KIT建築アーカイヴス

    日本建築家協会(JIA)所属の建築家の設計図書レポジトリイであり、日本の近・現代の建築家の設計図面を中心とする建築資料を網羅的に収集、整理、保管、公開することを目的として、日本建築家協会(JIA)と共同して、2007年3月に設立。

    2022年3月現在、34人の建築家・団体などと契約を行い、資料の整理を行っている。資料点数はおよそ70万点(原図・スケッチ65万点、写真1万点、書籍千点、パネル百点、マイクロフィルム1万点、CADデータ9百点、模型20点など)。内訳は、建築事務所27件、大学研究室5件、展示用資料1件、個人コレクション1件。主なものとして、相田武文(11作品)、川﨑清(300作品)、鬼頭梓(300作品)、黒川雅之(296作品)、高橋志保彦(31作品)、村田政眞(435作品)、生田勉(60作品)、山下和正(400作品)氏ら、また北陸圏内では釣谷利夫、藤田順吉郎、五井孝夫、新村利夫氏の設計図面、芝浦工大相田研究室、明治大学神代研究室、法政大宮脇ゼミらによるデザイン・サーヴェイ関係資料(原図789点、パネル84点、マイクロフィルム300点、EPSデータ153点、書籍など311点)および中村敏男氏の収集になる世界の有名建築家のドローイングコレクション(スケッチ・ポスター76点、模型5点)などがある。

    JIA建築アーカイヴス委員会の委員、および金沢工業大学建築アーカイヴス研究所の所員からなる「JIA-KIT建築アーカイヴス委員会・NPO建築文化継承機構運営会議」を組織。この委員会・会議が、アーカイヴスの運営方針の決定、JIA会員らへの寄贈の働きかけなどを行っている。資料の整理、保管は金沢工業大学建築アーカイヴス研究所が行う。

    金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス

    金沢市が保有・保管する建築等に関する貴重な歴史遺産関連資料(歴史的な建築物の設計資料、実測調査図面、調査記録・報告書など)をデジタルデータ化して保存・利用することを目的に、2010年3月に設立。

    金沢市文化スポーツ局関係課(文化政策課、文化施設課、文化財保護課、歴史都市推進課)と金沢工業大学の両者で構成する「金沢市アーカイヴス委員会」が、資料収集および公開活動の方針を策定している。昭和40年代から50年代にかけて東京工業大学の平井聖が「ひがし茶屋街」を調査した際の写真、野帳、スケッチ、図面、論文などの関連資料3,544点、金沢市内の個人の方々からアーカイヴスに賛同しご提供いただいたモノクロ写真40数点や設計図面数十点などがある。

    KIT建築アーカイヴス・コレクション

    1970年代に大和郡山ほかのデザイン/フィールド・サーヴェイを行ったドイツ人研究者Siegfried Endersの実測図面(原図129点、書籍・写真ファイル・調査書88点)、東京帝国大学教授・建築家の岸田日出刀氏の直筆スケッチや図面・写真、論文・講義ノートなどの関係資料一式(約500点)、それに1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)において多数の建築家が手掛けた膜構造建築物の青図・写真・スライド(約300点)や、金沢工業大学建築史研究室が昭和50年代から実測調査を行った石川県内をはじめ北陸全域の歴史的建造物の調査図面・写真(約1,000点)や調査報告書などがある。

    協力関係にある機関

  • 建築・空間デジタルアーカイブスコンソーシアム(DAAS)
  • 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
  • 文化庁国立近現代建築資料館
  • 武蔵野美術大学 造形研究センター
  • 谷口吉郎・吉郎記念金沢建築館
  • TOP>研究所説明>活動概要
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