人間情報システム研究所

Human Information System Laboratory

所長挨拶

人間の「命」と「心」の機能解明を目指し、分子、細胞、脳の活動を多様な手法で研究

写真欄
教授・工学博士
上原 弦

 人間情報システム研究所は、情報システムとしての人間の特性を明らかにして健全な心身のあり方を追及するとともに、それに見合ったテクノロジーや社会環境の実現を目指した提言を行います。従来の機械システムが、私たち人間の生活に多くの便益を与えた一方で、しばしばユーザーとの摩擦を起こしているのも事実です。この摩擦を減らすには、変動する環境のなかでユーザーである人間の生理と意図を理解し、それらにかなった機能をリアルタイムに自ら創り出すことのできる機械システムの設計原理を創出することが必要となります。

 当研究所では、このような目標のもとに、分子/細胞レベルから個体レベルの研究を行い、細胞への機械刺激や神経細胞への栄養因子/機能阻害物質の作用とその仕組みを調べて、皮膚、筋肉や脳の働きを物理化学的に解明することで、健康な心身とは何かを追及し、それを実現するテクノロジーを開発します。また脳磁計を用いたブレイン・コンピュータ・インターフェイス(BCI)やブレイン・クローニングなどの研究を発展させて、人間と共創できる機械システムの設計を行っていきます。

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