人間情報システム研究所

Human Information System Laboratory

令和4年度 活動報告

研究者 活動内容
辰巳 仁史細胞・分子の機構や機能に関する生物物理学的解明:アクチン線維による細胞内張力変化の検知機構の研究。アミロイドβの神経毒性とアルツハイマー型認知症の初期過程の解明。ケラトサイト細胞の重力受容機構、粘液による誘因作用の解明。陰圧処理による創傷治癒の促進の分子機構の研究
樋口 正法脳磁図・脳波を用いた脳機能の解明と工学的応用:ビデオゲームやスマホ使用時の脳磁図・脳波を計測し固有の脳活動を同定するとともに、認知機能を向上させるような活用法を検討した。機械学習やディープラーニングを用いた脳磁図・脳波の新たな解析手法を開発し、意識および非意識の脳活動に関するデータの収集を行った。
小島 正己神経栄養因子とその関連分子の老化に伴う量的変化に関する生化学。神経栄養因子の産生過程の副産物BDNF pro-peptideのシナプス形成への影響に関する細胞生物学。開発抗体の評価およびELISA測定技術の開発。
曽我部 正博機械受容チャンネル:心筋由来の機械受容チャネルをブロックするペプチドの開発とその作用機序の解析。宇宙実験:宇宙ステーション内で細胞応答をリアルタイム解析する新規共焦点顕微鏡システムの開発とその性能評価。筋治療のメカノバイオロジー:筋硬結に対する徒手/衝撃波治療の超音波イメージングによる評価系の開発。
平田 宏聡力学環境に対する細胞の応答と機序の解明:がん細胞塊と周囲の三次元細胞外基質との間の力学相互作用の可視化法を開発した。細胞が内部で発生した力を効率的に外部環境に伝達する分子・物理機構を解明した。

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