人間情報システム研究所

Human Information System Laboratory

活動報告

「力を感じる分子のセンサー」 辰巳 仁史
年度 活動内容
平成30年度 細胞は、重力や外力のみならず体内の骨格筋や平滑筋の動きに起因する機械的刺激を受容してさまざまな応答を示す。しかし、膜や細胞骨格の張力変化がどのようにして細胞応答を調節しているかは、よく分かっていない。これまでの我々の研究から、アクチン線維がメカノセンサーであることが明らかになってきた(Hayakawa et al.,2011 JBC)。力学センサーの動作メカニズムは“張力が発生していないアクチン線維には自発的にねじれるが、張力が発生するとこの自発的なねじれが抑制される”である。張力あり張力なしの時のアクチン線維のねじれを一分子イメージングで解析し、上記仮説を検証した。

「3D映像の視聴が生体機能へ及ぼす影響」 河原 哲夫
年度 活動内容
平成30年度 3D映像でのVR体験前後における映像酔い、調節応答特性および自律神経活動などを評価した結果、液晶ディスプレイやHMDによる2D映像に比べてVR映像の方が映像酔いを誘発しやすいことが明らかとなった。

「携帯端末などのブルーライトが生体機能へ及ぼす影響」 河原 哲夫
年度 活動内容
平成30年度 タブレット端末からのブルーライトが視覚疲労へ及ぼす影響を端末使用前後の調節微動高周波成分(HFC)および臨界ちらつき頻度(CFF)に基づいて評価した結果、ブルーライトカット眼鏡などの有効性が確認された。

「累進眼鏡設計における最適屈折力分布」 河原 哲夫
年度 活動内容
平成30年度 遠近視標注視時、特に近方下方視での頭部運動と眼球運動特性を評価した結果、老眼用の累進屈折力眼鏡の処方・調整において、眼球運動計測などの生理光学的要因の重要性が明らかとなった。

「脳内ホルモンによる攻撃性の調節メカニズム」 長尾 隆司
年度 活動内容
平成30年度 昆虫の攻撃性は長期にわたる触れ合い頻度などの環境要因によって大きく変化するが、ときどきの行動履歴によっても大きく変化する。闘争に負けた雄でも交尾後30分以内は、攻撃性の高い雄を打ち負かすほどの高い攻撃性を示すことが明らかになった。攻撃性の調節因子とされるserotoninやoctopamineなどの脳内ホルモンの分析を通して、攻撃性の発達および調節に関わる脳内メカニズムの解明に取り組んでいる。

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