金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス・公開展示会
重要伝統的建造物群保存地区
「金沢市東山ひがし-を視(み)る」
建築史家 平井 聖 資料展
「金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス」は、金沢市と金沢工業大学が連携・協力して行うもので、市が保有・保管する建築等に関する貴重な歴史遺産関連資料をデジタルデータ化し、歴史都市金沢における調査研究の推進と保存・継承に寄与するものです。 JIA 日本建築家協会とKIT 金沢工業大学・建築アーカイヴス研究所との共同事業として行っている 「JIA-KIT 建築アーカイヴス」の実績・技術を活かし、地域の役に立てるように保存・継承し、公開・活用することを目的としています。
今回は、昭和40年代後半から50年頃に東京工業大学の平井聖研究室が主に東山地区の「ひがし茶屋街」を対象に調査を行った際の関連資料を公開いたします。これらの調査資料や学術論文をもとに、昭和52年に金沢市伝統的建造物群保存地区条例が制定され、平成13年11月には、東山ひがし重要伝統的建造物群保存地区として国に選定されました。これらの資料は当時の「ひがし茶屋街」を垣間見ることができる建築史を探る上での大変貴重な研究資料です。
こうした資料を見ることによって得られる建築物や街並みについての歴史保存の重要性を広く一般に知って頂く事を望み「金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス」として公開展示をいたします。
平井 聖(ひらい きよし)氏プロフィール
昭和4年生まれ、 東京都出身。昭和女子大学前学長、東京工業大学名誉教授、工学博士、建築史家。研究分野は、江戸時代の建築史、武家屋敷とその生活、日本住宅史。日本建築学会・学会賞(昭和42 年・論文、昭和62 年・業績)受賞。主な著書・監修に『江戸城と将軍の暮らし』(学研)、『城(1)~(8)』(毎日新聞社)、『日本の城を復元する』・『幕末明治の江戸城』(以上監修)などがあります。NHK大河ドラマでは、建築時代考証を永年にわたって担当しています。
日程
【日時】 平成23年2月26日(土)~3月6日(日) 午前10時~午後5時【会場】 東湯:ひがしゆ (金沢市東山1丁目15番4号)
【入場】 一般公開無料
※駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
主催
金沢市・文化財保護課/KIT金沢工業大学・建築アーカイヴス研究所協力
金沢文化財ボランティア 「うめばちの会」協賛
学校法人金沢工業大学後援
(社)日本建築家協会北陸支部/(社)日本建築学会北陸支部/(社)石川建築士会/DAAS建築・空間デジタルアーカイブスコンソーシアム
会場地図
問合せ
KIT金沢工業大学・建築アーカイヴス研究所℡.076-248-8714
E-mail:archives@mlist.kanazawa-it.ac.jp