4つの研究テーマ
4 THEMES
本事業では、都市の機能と構造を情報、生活、医療と福祉、文化、自然と災害といった人との関わりの中で切り分けるのではなく、ICT、IoT、AIの先端技術を活用する4つの層に分け、各層間のつながりから「新たな里山都市を創生する」という、全く新しい取組み方です。そこで生み出された多様な研究領域の中から地元産業界と共にイノベーションに向けた産学連携による活動を実施します。
1都市インフラ層
空間情技術を活用した国土データインフラ整備
空間情報技術を用いた地形2Dデータとオープンデータや自治体データ、さらにセンサーを活用した都市のリアルタイムデータから都市の状態把握を行い、可視化する仕組みを研究します。
2都市プラットフォーム層
データに基づく都市の機能別プラットフォームの開発
都市インフラ層のデータを、都市の機能毎に必要なデータとして取りまとめるために、収集したデータをデータマイニング等の分析技術を用いて、都市の各機能に対して付加価値の高いデータとして提供する取組みや、後述する都市アプリケーション層の都市アプリケーション構築に必要なデータを準備するためスクリーニングやナレッジの蓄積とAI等の技術を用いて行う研究を推進します。
3都市アプリケーション層
新たな里山都市のライフスタイルを支えるアプリケーション開発
新たな都市機能として必要なアプリケーションの開発を行います。研究テーマの設定は、先の1.2.によるデータ分析を踏まえて、人と文化・生活・自然さらに科学技術と経済が調和する近未来里山都市のあるべき姿を地域社会と共に創造し、そこで必要とされる具体的なアプリケーションの開発に取り組みます。
4都市ユーザーエクスペリエンス層
感性評価に基づくユーザーインターフェースの開発
里山が持つ重要な機能を単に維持するのではなく、更なる豊かさの表現につなげていく取組みを進めます。