金沢歴史都市建築研究所

Institute for Urban and Architectural Studies of Historic Kanazawa

活動報告

令和7年度
内容
研究者名
金沢市の文化財建築物保存調査対象となる光円寺本堂・山門(石川県金沢市)の委託調査研究を実施した(令和7年7月17日~令和8年3月31日)。
今回の調査で新たに次のことが明らかになった。
寄進札により、本堂は文政4年(1821)に建てられたもので、その後も段階的に整備された。特に、明治30年(1897)頃に寄進された内外陣境の彫刻欄間は、後に井波彫刻の中興の祖と呼ばれる大島五雲の初期の作品として価値が高い。
昭和6年、本堂の前に忠魂碑が建てられたことをきっかけに、通用門、山門、鐘楼などが順次建てられ、昭和12年頃までに現在の境内正面の景観が整えられた

本堂

山門

通用門

調査風景
 研究員: 山崎

令和6年度
内容
研究者名
金沢市の文化財建築物保存調査対象となる妙覚寺本堂・山門(石川県金沢市)の委託調査研究を実施した(令和6年7月4日~令和7年3月31日)。今回の調査で新たに次のことが明らかになった。
棟札により、本堂は明治10年(1877)2月25日上棟、大工棟梁は森岡宗七郎。なお、森岡家は、妙覚寺の檀家の一つ。
明治11年3月の寺院明細帳には、本堂のほか、庫裏、経蔵、鐘楼門の記載があり、鐘楼門も本堂に続けて、建てられたと見られる。

本堂

山門

調査風景
 研究員: 山崎

令和5年度
内容
研究者名
金沢市の文化財建築物保存調査対象となる法船寺山門(石川県金沢市)の委託調査研究を実施した(令和5年7月28日~令和6年3月29日)。今回の調査で新たに次のことが明らかになった。
  • 棟札が発見され、建築年代が享保9 年(1724)と確定
  • 旧城下町区域内に残る二階建ての門としては、元禄7 年(1694)建立の天徳院山門に次いで古い建築物
  • 再建時の棟札も発見され、明治43 年に倒壊したが、同44年に、ほぼ元の部材を用いて再建

  • 調査した山門

    調査の様子

    建設時の棟札と再建時の棟札
     研究員: 山崎

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