金沢歴史都市建築研究所

Institute for Urban and Architectural Studies of Historic Kanazawa

活動報告

令和6年度
内容
研究者名
金沢市の文化財建築物保存調査対象となる妙覚寺本堂・山門(石川県金沢市)の委託調査研究を実施した(令和6年7月4日~令和7年3月31日)。今回の調査で新たに次のことが明らかになった。
  • 棟札により、本堂は明治10年(1877)2月25日上棟、大工棟梁は森岡宗七郎。なお、森岡家は、妙覚寺の檀家の一つ。
  • 明治11年3月の寺院明細帳には、本堂のほか、庫裏、経蔵、鐘楼門の記載があり、鐘楼門も本堂に続けて、建てられたと見られる。

  • 本堂

    山門

    調査風景
     研究員: 山崎

    令和5年度
    内容
    研究者名
    金沢市の文化財建築物保存調査対象となる法船寺山門(石川県金沢市)の委託調査研究を実施した(令和5年7月28日~令和6年3月29日)。今回の調査で新たに次のことが明らかになった。
  • 棟札が発見され、建築年代が享保9 年(1724)と確定
  • 旧城下町区域内に残る二階建ての門としては、元禄7 年(1694)建立の天徳院山門に次いで古い建築物
  • 再建時の棟札も発見され、明治43 年に倒壊したが、同44年に、ほぼ元の部材を用いて再建

  • 調査した山門

    調査の様子

    建設時の棟札と再建時の棟札
     研究員: 山崎

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