コラム KAZU'S VIEW

2018年01月

戊戌(ツチノエ イヌ)の年の事始めは

今年の事始めは1月5日からであった.ある会社の新年会から始まり,6日,7日と放送大学の面接講義で品質管理をおこなった.我が家では年末から孫2人との共同生活を楽しんでいた.孫との交流は,数日間は物珍しさで時間の過ぎるのも忘れるが,やがて,その対応に多少の煩わしさを感じてくる.これもわがままなのかもしれないが,1才と3才児のフィジカルさに付き合うのは結構,しんどい.このしんどさが煩わしさ感を誘発する.
放送大学との付き合いは,2年目になる.その魅力は私に取っては何か?正月早々,おとそ気分も抜けない土曜日,日曜日の朝9時45分から夕方4時35分まで学ぶという行為.そして,そのクラス編成は男女を問わず,20代から70代の人達が学ぶ姿に関われる.30年以上,大学で常に20代の学生を相手にしている身としては,驚きであり,人が学ぶ姿を改めて,現場・現象・現物の3現主義で体験できる幸せではないかと思い知らされる.2017年10月のコラム「人は幸せになるために学ぶ,その幸せとは?」の自らの言葉をかみしめることの幸せでもある.
戊戌の年の1月は金沢に十数年ぶりに60センチを超える積雪があった.昭和60年に金沢に来た翌年の正月に,1メートルを超える積雪を経験し,驚きを伴う感動を覚えた.その後,金沢でこの積雪量を超えたことはない.しかし,大雪に対する感情はかなり変化してきている.大雪に伴う暗い雪かきのイメージが強くなって来ている.しかし,この雪かきをエクササイズとして楽しむ術(スベ)も覚えて来ている.昨年の12月にインドネシアに行って以来,テニス肘(ヒジ)の痛みに悩まされている.テニスもしていないのにこの病名は何か分からなかったので医者に尋ねると,加齢によるものらしい.病名の由来は,スポーツマン(ウーマン?)に多く発症することから来ているという.月末になり異常寒波による大雪・強風・異常低温に見舞われ,出勤前に2時間程度の雪かきをすることで不思議なことに,この痛みを忘れる.雪かきは,このテニス肘の治療法なのかもしれない.要は,考え方次第である.平成最後の年を楽しめたらと思う.
以上
平成30年1月

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