コラム KAZU'S VIEW

2016年04月

これまでのコラムで取り上げた女性に関するテーマついて

 このコラムを2003年9月からはじめて、はや14年がたった。年あたり12件のコラムを綴ってきたので、総計151件に上る。第1回目は「和魂和才」であった。その151件の中で、女性をテーマに取り上げたタイトルは32件、2割を超える。そのタイトルは以下の通りになる。よほど、女性恐怖感と憧れ感が強い自身を見出す。
2005年09月 大長今(テ・ジャングム)私観
2005年11月 チャングム私観Part 2-知識時代の教訓-
2006年03月 トリノオリンピックの感動
2006年06月 テレビドラマ「7人の女弁護士」はかつての七人の侍か?
2006年07月 キャンデイ-ズはとと楽の象徴か?
2007年05月 ユーミンと中島みゆきが創造した日本価値の次に来る価値づくりの準備は?
2007年06月 ワルシャワは大国間の狭間に生きつつ女性がリードするカカ楽の世界か?
2007年07月『うたの日』はかか楽の価値づくりの日か?
2007年09月 西郷隆盛と天璋院篤姫・和宮連携が意味するものは?
2008年02月 プラダを着た悪魔と薔薇のない花屋に見る共通点は?
2008年03月 コブクロ、杉本真人の詩に見る母性回帰の意味:岸壁の母は今の日本を救うか
2008年08月 北京オリンピックの日本女子の活躍とファン・ジニに見る感動の共通点
2008年07月 Life-天国で君に逢えたらの君は妻か娘か?
2009年02月 岩崎宏美と平原綾香の長崎でのコラボに見る家庭が未来を創る
2009年06月 スターの恋(チェ・ジウ主演)のドラマに見る家庭回帰のテーマ
2009年10月 女性だけの音楽番組「美のメロデイー」に見る音楽芸術の感動
2010年01月 日本と朝鮮半島の2000年史に見る女帝による日本改革の歴史
2010年02月 女人(ヨインチョナ)とダビンチコードに見る時代トレンド
2011年06月 孫子の兵法の影に3人の女性あり
2011年07月 なでしこジャパンは日本を変えるか
2012年01月 辰年のはじめみに世界ランクの日本女性が日本を昇り龍にするか?
2012年02月 演歌女5人衆が歌う心の糸は新たな日本価値創造の先駈けになるか?
2012年03月 小原糸子女史にみる日本男児の姿
2012年05月 キテイはコンテンツビジネスで日本のモノ創り復活の旗手となれるか?
2012年08月 家内の入院で改めて知った家族の支えの大きさ
2013年02月 韓国で最初の女性大統領の誕生で思うこと
2013年12月 今年の全日本フィギア女子の戦いは正に相互啓発の極み
2014年01月 STAP細胞発見で午年は日本が活気づくか
2014年03月 日本のものづくり価値を世界に届ける2人の日本女性
2014年05月 明治・大正の日本女性にみる世界価値
2014年10月 初孫に初めて接した時に感じた戸惑いは、何を意味するか?
2015年04月 韓流ドラマ、奇皇后に見る女性の怖さから男は何を学びたい
2015年11月 マザーテレサ→渡辺和子の次はどのような女性であろうか?
2016年01月 あさが来たにみる明治女性のリーダシップ:九転十起生の意味する所は?
 2016世界フィギア-スケート世界大会に見るすさまじい戦いは、多分、多くの人々の感動を呼んだことだろう。中でも、女子の個人戦は、はらはら、ドキドキ感満載であった。フリーの最終グループ6名の戦いは、まさにロシア対アメリカ対日本の国家戦であると同時に、10代対20代の世代戦の模様を呈していた。ほとんどの選手がミスなしの戦いの中、目まぐるしい順位の入れ替わりの様子は先の見えないスリリングなゲーム展開となった。これは今の混沌とした世界の行く末を見ていることに通じているような気がした。結果は、トップスリーが10代、20代、10代、ロシア、アメリカ、ロシアの順位となった。今の混迷した世界を変えるのは10代の女性ではないかと、ふと、思えた。そういえば、20世紀末の失われた10年の間、Newsweek誌の表紙を飾った日本発のトピックは、ガングロファッションであったことを思い出す(2004年7月コラム「北欧と日本の携帯事情」参照)。
これからも、永遠の謎・不可思議の世界である女性からは多くの学びを得たい。その原点は、今はなき我が母親に尽きるような気がする。
今年は高知、東京、福井、金沢、能登と桜をいろんな場所で楽しんだが、開会時期は例年に比べ早めのようであった。その中で最も印象深かったのは、金沢城公園の夜桜であった。ライトアップされた満開の夜桜がお堀の水面(ミナモ)に映し出された光景は、幻想的な桜のトンネルであった。自然環境の大きな変化を感じる出来事が多い近頃。何とぞ、平穏な日々が続くことを、心から念じたい。女性の「たおやかさ」がこの変化を吸収できることを期待したい。             
以上
平成28年4月

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