賑わう町の中にも、ゆっくりと時が流れる場所があります。それがこの本多の森です。 加賀藩・筆頭家老だった本多家の屋敷があり、その背後はうっそうとした森におおわれていたので『本多の森』と呼ばれるようになりました。 本多の森の蝉時雨 は日本の音風景100選に選ばれています。
本多家の屋敷跡地周辺の、美術館や能楽堂など文化施設が集まる中に緑あふれた安らぎの空間、 本多の森公園があります。レンガの遊歩道を歩けば、自然と文化が調和した金沢特有の趣深さを 感じさせます。
セミの鳴き声や水の流れる音が聞こえます。 市内の中心でこれだけ自然の音が感じられる場所はほかにないように思います。
秋の本多の森です。夏と違って、セミの声に変わって落ち葉を踏む足音が聞こえるようになって います。 水の流れる音が夏より一層大きく聞こえます。
美術の小径を夏とは逆に進みました。県立美術館の裏手にあたる場所へと続いています。水路の掃除をしている姿が印象的です。
美術の小径
県立美術館から中村記念美術館へとつづく散策路です。徒歩で3分の短いコースですが、辺りを覆わんばかりの緑の木陰や、時折目にする彫刻の動物たちが迎えてくれる落ち着いた小径です。