人間を包む環境の心理を知るために

 

本を読もう。

1年間に何冊かの建築関連書籍を読むようにしたいですね。幅広い知識なしに本当に快適な建築は作れないのです。直感だけで建築空間の設計をすることは、危険とさえ言えるでしょう。実際にその空間を使用する人間がどのように感じるかということの裏づけが必要になります。

そういった事を支援することを一つの目的とする学問が環境心理学であるといえます。人間の知覚や心理という側面から建築空間をとらえることに興味があるならば、以下のような書籍をすこし読んでみるとよいでしょう。

建築の環境と心理に関する参考文献リスト(推薦図書)

 

空間を五感で体感しよう。

目で見て判断するだけでは、決して建築の本質はわかりません。単体の建築を見るだけでなく、全体的な環境を感じ取ることも大切です。そのスケールはいろいろあります。一つの部屋、一軒の家、街路空間、地域環境など、空間の大きさや用途により、私たちが求めるものも異なります。機能や美しさや使いやすさには環境のさまざまな要因が関わってきます。文化的な記号のような意味をも考える必要もでてきます。

まずは自分の好きな空間を見つけ、その空間を自分なりにじっくりと考え直してみることを薦めます。ちなみにこちらは、私のお気に入りの場所のいくつかです。