研究者一覧

安全で安心な生体置換部品の最適化・オンリーワン製造加工技術

名前高野則之 博士(工学)
所属機械工学科 教授
E-mailntakano@neptune.kanazawa-it.ac.jp
研究内容金属材料による高精度加工技術の理論化

 新しい物質・材料を設計・開発するツールとして物質の合成,熱処理,加工,物性評価などを計算機上で仮想的に行う計算技術の確立を目指しています.これにより,低コスト,短時間での物質・材料の開発を可能となります.また,これとは別に水素による金属材料の脆化のメカニズムについても研究しています.

 

  • 研究分野

第一原理計算,計算機材料学,水素脆性

 

  • 所属学会

日本物理学会,日本金属学会,日本鉄鋼協会

 

  • 現在の研究課題

・  鉄の水素脆性機構の解明

・  疲労破壊に及ぼす水素の影響

・  高圧水素容器用材料の信頼性評価

・  Fe-Pt合金の規則化に及ぼす不純物の影響

・  マイクロセルラープラスチックの発泡のシミュレーション

・  原子レベルでの加工のシミュレーション

 

  • 採択研究プロジェクト

・  文部省科研費,“置換型不規則合金の短距離秩序の非経験的評価法の確立”,平成10〜11年度

・  科学技術庁科学技術振興調整費,“物質・材料設計のための仮想実験技術に関する研究”,平成7〜11年度

・  日本鉄鋼協会鉄鋼基礎共同研究会,“高強度鋼の遅れ破壊”,平成5〜8年度

  

  • 主な研究業績

・渡辺尚典、 藤井秀樹、 高野則之、 “SUS316Lの疲労破壊に及ぼす陰極水素チャージの影響”、 CAMP-ISIJ, Vol.20, No.6, (2007) 1094-1096

・藤岡靖士、高野則之、 “第一原理計算によるFePt規則合金のへの添加物が及ぼす空孔移動エネルギーへの影響”、 日本金属学会北陸信越支部日本鉄鋼協会北陸信越支部平成19年度連合講演会概要集、 p.45 (2007年 12月)

・N.Takano, ”Hydrogen diffusion and embrittlement in 7075 Aluminum Alloy”, Materials Science and Engineering A vol.483-484(2008)8336-339.

・H.Matsui and N.Takano, ”Crack Growth Process of Ni-Single Crystal with Cathodic Hydrogen Charging”, Key Engineering Materials Vol. 348-349 (2007)137-140.