名前 | 斉藤博嗣 博士(工学) |
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所属 | ものづくり研究所 講師 |
hsaito@neptune.kanazawa-it.ac.jp | |
研究内容 | き裂進展挙動のFEMシミュレーションを組み込んだCFRPの損傷許容性設計システムの構築とプログラム化 |
現在,航空機や船舶等の大型構造の主構造部材として適用されつつある,炭素繊維強化プラスチック(CFRP)をはじめとする複合材料は,外力によって内部に生じる損傷が非常に複雑であり,これが材料設計の大きな障害となっています.そのため,複合材料の損傷そのものを明らかにすると共に,損傷後の特性について評価を行なっています.また,大型構造に向けた複合材料の新たな成形方法である真空含浸RTM(VARTM)について,成形上の設計パラメータ等の評価に取り組んでいます.
複合材料工学,材料力学
日本機械学会,日本材料学会,日本複合材料学会
・CFRP積層板の衝撃損傷および疲労による進展挙動の解明
・真空含浸RTM(VARTM)による複合材料の成形および評価
・日本学術振興会 科学研究費補助金 若手研究(B),研究課題番号:20760459,「VARTM法を用いたナノ微粒子分散による機能化複合材料の成形法の開発」,平成20〜21年度(代表)
・米国海軍研究開発本部,「Verification of Accelerated Testing Methodology for Long-Term Durability of CFRP Laminates for Marine Use」,平成18〜平成20年度(分担)
・日本学術振興会 科学研究費補助金 基盤研究(C),研究課題番号:1656070,「多軸織物基材と真空樹脂含侵によるFRPユニット構造の成形と継手構造の開発」,平成16〜17年度(分担)
・Saito H, Kimpara I, Evaluation of Impact Damage Mechanism of Multi-axial Stitched CFRP Laminate, Composites Part A: Applied Science and Manufacturing, 37 (2006) 2226-2235.
・Saito H, Kimpara I, Damage Evolution Behavior of CFRP Laminates under Post-Impact Fatigue with Water Absorption Environment, Composites Science and Technology, (2008) , In Press, Corrected Proof.
・Saito H, Kimpara I, Environmental effects on damage tolerance performance of CFRP laminate for marine use, 材料システム, 24 (2006) 27-38.