イノベーションプロジェクト

概要・4つの研究テーマ

研究プロジェクト概要

先端技術の研究シーズで地方の課題解決に挑む

地方創生研究所では、金沢工業大学が文部科学省から「平成28年度私立大学研究ブランディング事業」として選定された「ICT・IoT・AIの先端技術を活用した地方創生」の課題に沿った研究に取り組んでいます。

地方が抱える問題の解決のために、地方創生研究所が保有する「空間情報」「エネルギー」「グリッド」「ロボット」「人工知能」「IoT」「センサー」「画像認識」の各研究シーズを軸として「地域産業」の活性化や「福祉医療」に関する課題解決、「エネルギー」や「ICT基盤」の発展に寄与するような研究や実証実験を行っています。すでに成果が生まれつつある研究から?、これから動き出すテーマまで、産学官の連携による多彩なプロジェクトによって、既存の経済圏にとらわれることなく、地方から新たなビジネス市場を創出していく試みに挑戦します。また、研究プロジェクトの活動は、国連に加盟する世界193か国が合意したSDGsの達成を目指しています。

研究プロジェクト概要

4つの研究テーマ

地方創生研究所で取り組む研究プロジェクトは、①都市インフラ層、②都市プラットフォーム層、③都市アプリケーション層、④都市ユーザーエクスペリエンス層というICT、IoT、AI等の先端技術を活用する4つのレイヤーに分けて位置づけられています。各レイヤーの研究プロジェクトが相互につながりを持つことで、新たな里山都市の創生を目指します。

研究プロジェクト概要
1. 都市インフラ層

空間情報技術を活用した国土データインフラ整備
空間情報技術を用いた地形3Dデータとオープンデータや自治体データ、さらにセンサーを活用した都市のリアルタイムデータから都市の状態把握を行い、可視化する仕組みを研究します。

2. 都市プラットフォーム層

データに基づく都市の機能別プラットフォームの開発
都市インフラ層のデータを、都市の機能毎に必要なデータとして取りまとめるために、収集したデータをデータマイニング等の分析技術を用いて、都市の各機能に対して付加価値の高いデータとして提供する取組みや、後述する都市アプリケーション層の都市アプリケーション構築に必要なデータを準備するためスクリーニングやナレッジの蓄積とAI等の技術を用いて行う研究を推進します。

3. 都市アプリケーション層

新たな里山都市のライフスタイルを支えるアプリケーション開発
新たな都市機能として必要なアプリケーションの開発を行います。研究テーマの設定は、先の1.2.によるデータ分析を踏まえて、人と文化・生活・自然さらに科学技術と経済が調和する近未来里山都市のあるべき姿を地域社会と共に創造し、そこで必要とされる具体的なアプリケーションの開発に取り組みます。

4. 都市ユーザーエクスペリエンス層

感性評価に基づくユーザーインターフェースの開発
里山が持つ重要な機能を単に維持するのではなく、更なる豊かさの表現につなげていく取組みを進めます。

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