相良 純一
SAGARA JUN-ICHI
准教授
バイオ・化学部 応用バイオ学科
イノベーションハブ内に2019年度に新設された「BioLAB」を活用して、自然環境と調和した生物共生都市である「里山都市」を構築するために、白山麓周辺の生物的住環境の定性化・定量化を行い、植物・微生物叢のパブリックデータを構築します。新世代を迎えた我々と次世代を担う子供たちへの「技術的・倫理的教育の発信基地」として「BioLAB」を位置づけ、倫理的側面からのアプローチのイベント実施も行います。近年TPP協定で他国との認識に差が出ている遺伝子組み換え作物や、細菌や古細菌の免疫防御システムを応用した遺伝子組み換えシステムであるCRISPR/Cas9で発生している人類への恩恵と問題など具体的な事例をもとに、将来起こりうるまたは既に起こっている倫理的問題に対して、遺伝子組み換え実験キットを用いた実験や実験結果を体験してもらうことで正確に技術背景を知ってもらい、ディスカッションするイベントの開催なども予定しています。