兼六園は、岡山県の後楽園、水戸の偕楽園とともに日本三代名園の一つに数えられています。
”宏大(こうだい)・幽邃(ゆうすい)・人力(じんりき)・蒼古(そうこ)・水泉(すいせん)・眺望(ちょうぼう)”の六勝を兼ね備えた庭ということで
名づけられました。
園内には築山を巡って曲水や池、滝などが配され、随所に縮景という作庭手法が用いられています。
たとえば、霞ヶ池は琵琶湖を、黄門橋と獅子厳は謡曲『石橋』を表現しています。
霞ケ池北岸にあり、兼六園のシンボルといえば 徽軫灯篭(ことじとうろう) です。形が琴の糸をささえる琴柱(ことじ)ににていることからこの名前がついたそうです。


兼六園夏の風景(00'26")

この映像は夏(7月30日)に撮ったものです。何の音が聞こえますか?セミの声、人の話し声、足音。
本来聞こえてくるはずの滝の音もセミに声に負けて聞こえません。


兼六園秋の風景(00'23")

この映像は秋(9月9日)に撮ったものです。夏に比べて聞こえてくる音は変わっているでしょうか?
セミに変わって滝の音が聞こえてきます。


雪吊り作業の風景(00'51")

雪吊りは樹木の枝が雪の重さに負けて折れないように施されます。雪国ならではの風景です。
職人さんの掛け声や縄をなげる音、はさみの音が聞こえます。これが雪吊りの音です。
雪吊りを見物しにきた人達の話し声と砂利を歩く足音で賑わっています。


雪の兼六園の風景(01'08")

雪が降っています。
人の話し声や歩く足音、かさに降り積もる雪の音が聞こえます。


観光ガイドの声(00'43")

兼六園は金沢市の有名な観光地なので、観光ガイドが園内の説明をして観光客達を案内しています。
しかしマイクロフォンの音量が大きいため、兼六園の静けさがなくなってしまうのが気にかかります。



瓢池(ひさごいけ) 霞ケ池の徽軫灯篭(ことじとうろう)






参考資料
1るるぶ石川 JTB (1998)
2兼六園 石川県兼六園管理事務所
3北国新聞

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