兼六園は、岡山県の後楽園、水戸の偕楽園とともに日本三代名園の一つに数えられています。
”宏大(こうだい)・幽邃(ゆうすい)・人力(じんりき)・蒼古(そうこ)・水泉(すいせん)・眺望(ちょうぼう)”の六勝を兼ね備えた庭ということで
名づけられました。
園内には築山を巡って曲水や池、滝などが配され、随所に縮景という作庭手法が用いられています。
たとえば、霞ヶ池は琵琶湖を、黄門橋と獅子厳は謡曲『石橋』を表現しています。
霞ケ池北岸にあり、兼六園のシンボルといえば
徽軫灯篭(ことじとうろう)
です。形が琴の糸をささえる琴柱(ことじ)ににていることからこの名前がついたそうです。