卯辰山麓を流れる 浅野川 の川岸には、今でも紅殻格子の風情のある古い街並みが残り、昔の面影を とどめています。灯ともし頃にもなれば、今でも軒灯がともる茶屋から三味線や太鼓の音がこぼれ てきます。五木寛之著「朱鷺の墓」の舞台としても知られています。
観光客の話し声が聞こえるだけで静かな街並みです。
170年以上も前の茶屋を復元した懐華楼は情緒漂うひがし茶屋の中ほどにあります。朱塗りの 階段や草木染めの畳など一部デフォルメも加え、当時のあでやかな風情と雰囲気を演出しており 映画やテレビドラマの撮影でも使用されました。
開館;9:00〜18:00 ; 大人700円、高中小学生500円 ;休館は火曜、年末(7/20〜8/31無休)
ほかに中も見られるところは「志摩」があります。金沢市の文化財に指定されています。茶屋独特の 造りで、透かし模様の手すりや、三味線の音が響きやすい吹き抜けの構造になっています。
開館;9:00〜17:00 ; 大人300円 中学生以下200円 ;休館は月曜、12/29〜1/6
1階は三味線売り場、2階では三味線作りの工程が見ることができます。 また、300円でお抹茶とお菓子、三味線のお稽古ができます。曲は「さくらさくら」。 30分もあればだいたい弾けるようになります。