日本サウンドスケープ協会 例会
音風景への感性・意識を啓く

◆環境という言葉は最近の流行語のひとつになっています。それが重要であるのは確かでしょう。

◆環境感性として五感を拓いていないと、美しいものに対する感動の生まれ出る瞬間が少なくなってしまうような気がします。視覚的な次元だけで環境を見ていると、判断が偏ってしまいます。環境の実感が伴うためには視覚以外の次元からも物事を観ることが必要でしょう。

◆人間は進化の過程で、視覚という精緻な道具を手に入れました。そのため、より本能的なレベルに近い知覚(周辺を全体的に感じる力)を忘れがちなようです。

◆さて、そこでわれわれはどんな手段を使って環境感性を五感全体に呼び戻すことが出来るのでしょうか。

◆この例会は、「ふるさとの音紀行」事業で音の地図やCDを作った石川県の環境政策課の方、市内の音風景巡りなどを試みている金沢市の環境保全課の方、音楽教育、建築設計など、何らかの啓発的立場にある方と話合う場とします。分野を越えて意見交換してゆくことで、音風景人間環境への認識の深まりを希望しています。


音や環境に興味があればどなたでも参加できます。ぜひご参加ください。


話題提供者:

●大久保 譲 … 石川県立辰巳丘高校 芸術コース教諭

●森 俊偉 … 金沢工業大学 居住空間デザインコア教授

●米澤 賢司 … 石川県 環境安全部 環境政策課 ※

●出島 大 … 金沢市 環境部 環境保全課

日時:1998年7月31日(金) 14:00〜17:30

会場:金沢市民芸術村 エコライフ工房

参加費:無料(資料代実費=1000円程度)

懇親会(芸術村内「れんが亭」)

参加ご希望の方は、氏名・所属・連絡先住所/電話番号・(あればFax. E-mailも)懇親会への参加/不参加を明記の上、はがき、FAXまたはE-mailでご連絡ください。

申込・問合わせ先: 金沢工業大学 都市・環境デザインコア 土 田 義 郎

〒921-8501 石川県 石川郡 野々市町 扇が丘 7-1

FAX.076-294-6707

E-mail tsuchida@neptune.kanazawa-it.ac.jp

会場の都合上 7/24までにお願いします