加齢医工学先端技術研究所

Institute of Advanced Medical and Engineering Technology for Aging

所長挨拶

 金沢工業大学 加齢医工学先端技術研究所
 所長 山口 照英

我が国の少子高齢化は平成5年から出生率が減少し、現在も減少傾向が続いている。一方で65歳以上の人口は増え続けており、高齢化率はさらに伸びていくと予想されている。このように少子高齢化の社会では高齢者も健康で働き続ける社会が必須であり、「健康寿命」の延伸が重要である。健康には医薬品の開発も必要であるが、医療機器もまた、健康維持に大きく貢献している。この高齢化に加えて令和2年からは新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、リモート技術による診断、健康管理など、患者自身が直接操作して病気の早期発見や治療をサポートするSoftware as a Medical Devices (SaMD)の新たなカテゴリーの医療機器のイノベーションが引き起こされた。

そこで、社会のニーズに合わせ、さらに強力に医工学の連携により先端技術の新たな評価系の開発に取り組み、「革新的な医療機器の要素技術の研究開発」としてリニューアルをする。

研究所のビジョン

新しい予防、計測、診断、治療を可能とする非侵襲的な革新的な医療機器、システムの研究開発を行う。

step1
  臨床応用に向けた原理の検証を行い、プロトタイプを作成する。
step2
  競争的資金を獲得して製品として具現化する。
step3
  出口戦略を策定し、Software as a Medical Devices (SaMD)を目指す。

研究所は3つのグループで構成される

先端医療技術チームは臨床ニーズを深く掘り下げ、応用可能な技術の要件をセンシングチームと組んで開発をする。同時にデバイスチームは画像処理、機械学習により製品として具現化する。

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